大家さんありがとう

大家さんちと我が家は同じ敷地内にある。一応住所も個別にある、独立した建物なのだが庭続きなので離れのような位置関係。
元々は大家さんの父上が、子ども夫婦を住まわせる為に建てたものらしく、当初は本当に離れだったらしい（今でもなごりに、母屋から直接繋がるベルの跡がある←現在は機能してない）。
一応うちにも庭があるのだけど、大家さんちの庭と、こちらの庭を小さな柵で区切ったようになっている。

その、うちとあちらの境のあたりにミョウガが自生している。
大家さんとの世間話の際に何気に
「ミョウガ大好きなんですよね〜。毎日食べてもいいくらい」
と話したら、大喜びの大家さん、それ以来庭のミョウガを度々採って下さる。
「うちの庭にいつの間にかに生えてたんだけど、私はあんまり食べないから勿体なかったの！」
とにこにこ笑顔でやってくる。
この大家さん、この五月に旦那様を亡くされたばかりで現在一人暮らしのご婦人である。
笑顔の愛らしいとてもかわいいおばあさま。

先日の汗臭い宴会の時も（＞失礼、該当する３人）
「お客様がいらっしゃるなら、花なんかあるといいと思って…」
と、お庭のお花を摘んでもってきてくださった。スヌーピーのコップを花瓶がわりにして。

うう、この方を悲しませるようなことはすまい！と心に誓う私でした。
（大家さんの前ではだからまだ猫かぶりもいいところ）
（ところでミョウガを食べると物忘れするとかいいますね。本当でしょうか）