あめあめ。

2000年9月17日
まったくよく降る雨である。
この連休に入ってから、感心するくらいずっと降っている。しかも雷付き。
雨の多い土地に住んでいたおかげで雨自体には慣れているのだが、こんなに何日にもわたって雷が止まないというのはあまり経験がない。

朝、雷の音を聴きつつ、
「買い物いくなら今のうちだよね。晩ご飯とか」
と連れ合いがいうのでそうだねと腰をあげた。
外はちょうど雨も止んでいい感じの空だ。

の、はずだったのだが外に出たとたんにぽつりぽつりと降り出した。
突然
「じゃ、アッチに探検しにいこう!」
「やったー!」
意気投合して、雨の降る中、ご近所探検に出かけた。傘をさしてずんずん歩く。雨はどんどんすごい降りになってくる。
「すごいすごい」
「キャーッ!川だ!川だ!」
まるきり子供である。
「傘ひとつで守られてるねぇ」
どしゃぶりではあるが、風がないのでまっすぐに落ちてくる雨で、本当に傘ひとつで守られているように、自分のまわりだけに水が落ちていく。

はしゃぎながら道をずんずんずんずん進む。
どこの角を曲がるとどこに出るのかまだ把握していないので、探検気分いっぱいだ。
「キレイなお庭発見!」
「キャーッ!発見!!カッコイイ車!」

途中、家から顔をのぞかせたおじさんに怪訝な顔をされるも、平気平気。なにしろ探検なのだ。

「くつのなか、プール」
「ぞーりのなか、海!」
「ヤッター!」
「オーッ!」

当初の予定の何倍も時間をかけて、スーパーへ辿りつく頃には雨もだいぶ落ち着いていた。
探検気分も同じくらい落ち着いていた。
軽く食べられるものを買って、家へ。

「面白かったね」
「また雨が降ったらいこうね」

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