至福の個展

2000年10月1日
朝から浜田山まで散歩しにいって、午後からは吉祥寺へ遊びにいった。
今日は10月の最初の日。トムズボックスでの個展が、今日から井上洋介さんになるのだ。初日にはご本人が居る。私は、先日購入しておいた本を持って急ぎ足。

あらかじめ電話できいたところによると、搬入が遅れていて、午後になるとか…店に着いたのは、午後2時だった。
LIVESの建物に入ると、奥の方からガツーンガツーンとトンカチの音。まだ設置が終わっていないらしい。ひょい、と首だけ入ると、滅多に居ない店主が口に釘をくわえて大きな絵をかかえている。

「ひあっひゃい(←いらっしゃい)」←店主
「あっ、どもども。飾りつけしてるんですねーまだ」←私
「そうなのよ、ちょっとまだ」←これは美人のお姉さん。
「(にこにこ)」←洋介さん

洋介さんは、60半ばの、素敵なお爺さんで、著名な画家だ。版画家でもある。そして絵本作家だ。

「今回は油なんですね」
「そうなんだよー。油はね、高いよ(にやにや)」←店主
「今回のはね、女の子なの。みんな。妊娠してる、女の子」

洋介さんの絵は、いつもどこかしらセクシーだ。
決して、綺麗綺麗な絵ではない。迫力と凄味とエロティシズム。そして限りなく優しい。
運がよかった。洋介さんと沢山話が出来て、幸せな時間が過ごせた。
いつか、洋介さんに見せて恥ずかしくないような、絵が描きたい。

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