もうこんな季節ですか。道理で町はすっかりクリスマスになっているはずである。

連れ合いは明日の夜まで帰れないらしい。
まぁ出張先は連れの実家のすぐそばなので、なんら不自由はないのだが。支社は実家から歩いて10分の範囲内にあるのである。

今年の正月は、元旦から4日まで実家にお世話になる予定だ。今回の出張は予定外だったけど、たまには顔を見せないといけないってもんである。
私はこの、連れ合いの父母が大好きで、行くといつも楽しく過ごす。

「女の子が欲しかったのよ、本当は。だから男の子しか生まれなくて本当にガッカリしたの。
 だから、次はうちの子のお嫁さんが早く来てくれないかって、楽しみだったの」
そう話す母は、だから私と会うといつも私を飾りたがる。女の子に可愛い洋服を着せてあげたりするのが楽しくて仕方ないらしい。
私もそういうのは嫌いではないので、母のお供でブティックをまわったりする。

兄(長男)も結婚しているのだが、兄嫁はそういうのは好きでないらしく、飾らせてくれないらしい。私も普段は飾らない方なのだが、母の喜ぶ様子が楽しくて、おつきあいする。

父母は我が家が貧乏だと思っているので
「普段お洋服なんか買わないでしょ…ね、これ買ってあげるから」
と、ポンポンと買ってくれるのだ。
貧乏だから買わないんじゃないんだが(パソコン関係にはかなり使ってるし)、よほど普段の私の格好がみすぼらしいらしい。

でも確かに父母にくらべたら格段に貧乏なのは間違いない。
なにしろ社会人としての年季が全然違う。世間様の信用も天と地ほどに違う。

一度、父に何か欲しい服ある?と言われた時に、じゃあオーバーオールが欲しい、と、買ってもらったことがあるのだが、兄から
「ええっ、折角買ってもらうんだったらもっと高いものねだればよかったのに!」
などと言われた。どうもそういう家らしい。
なんにしろ、私は次男の嫁というよりは、末娘みたいな扱いで可愛がられている。これはとてもありがたいことだ。
感謝の気持ちを忘れないようにしないと。

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