テディ・ベアの魔法
2000年10月5日昨日、待ち合わせの場所に行く前に、咄嗟にパソコンのディスプレイの上に置いてあった、テディ・ベアを鞄の中に入れた。初めて会う彼女に、何か形のある「安心」をあげたかったのだ。
その手作りのベアは、以前に友人が作ってくれたもので、愛敬のある顔が気にいっていたものだ。
そのベアが効果を発揮したのは、どうやら彼女に対してだけではなかったのだ。
家に持ち帰られたベアは、彼女の二人の子供たちのアイドルになったらしい。
ここ数日、両親の不仲な場面を見せられ、内心不安だったろう子供たちは、明るい表情のママが持ち帰った「くまさん」に、幸せのかけらを見つけたのかもしれない。
5才になる下のお子さんは、
「これ、ママのあたらしいお友達がくれたんでしょ」
と言い当てたという。
子供はすごい。いろんなことを、ちゃんと見てる。
その手作りのベアは、以前に友人が作ってくれたもので、愛敬のある顔が気にいっていたものだ。
そのベアが効果を発揮したのは、どうやら彼女に対してだけではなかったのだ。
家に持ち帰られたベアは、彼女の二人の子供たちのアイドルになったらしい。
ここ数日、両親の不仲な場面を見せられ、内心不安だったろう子供たちは、明るい表情のママが持ち帰った「くまさん」に、幸せのかけらを見つけたのかもしれない。
5才になる下のお子さんは、
「これ、ママのあたらしいお友達がくれたんでしょ」
と言い当てたという。
子供はすごい。いろんなことを、ちゃんと見てる。
喫茶店で。
2000年10月4日例の人から、家に電話があった。
今までメールのやりとりだけだったのだが、何かたまらない事があったらしい。家は留守にしていて、彼女の電話は留守電が受けていたので、慌てて録音されていた番号にかけなおす。
時計を見ると、3時になるところ。電話が録音された時間から数時間経っている。
電話の声ははじめ明るく、でもやがて涙声。これはマズイよ…。よし。
「もし夕方お時間取れるようでしたら、直接お話しききましょうか」
と、こちらから切り出す。電話では、様子がつかめず、向こうも中途半端な気分だろう。
初めて会う彼女は、小柄で細く、可愛らしい声で話す女性だった。
落ち着ける喫茶店を選んで、ひとしきり話をきいた。若い頃の話、今の話、両親の話、いろいろと取り混ぜ組み合わせ、内容はバラエティに飛んで、5時間にも及んだ。
結婚してから、外で、しかも彼のいない場所でこんな長い時間過ごしたことは初めて、とのこと。結婚して17年になる彼女だ。話が長くなったのも仕方ないこと。
「なんだか気分がすっきりしたみたい! なんだろうー」
と笑顔の彼女を見て、ホッとした。
言葉にして、外に出すだけで身体の中のどろどろしたものが溶けていくものだ。その澱はまたすぐに溜まってくるだろうけど、その時はまた吐き出せばいい。
長い付き合いになるかもしれないけど、それもまたよし。
少なくとも、解決の糸口は、少し見えてきたのだ。
今までメールのやりとりだけだったのだが、何かたまらない事があったらしい。家は留守にしていて、彼女の電話は留守電が受けていたので、慌てて録音されていた番号にかけなおす。
時計を見ると、3時になるところ。電話が録音された時間から数時間経っている。
電話の声ははじめ明るく、でもやがて涙声。これはマズイよ…。よし。
「もし夕方お時間取れるようでしたら、直接お話しききましょうか」
と、こちらから切り出す。電話では、様子がつかめず、向こうも中途半端な気分だろう。
初めて会う彼女は、小柄で細く、可愛らしい声で話す女性だった。
落ち着ける喫茶店を選んで、ひとしきり話をきいた。若い頃の話、今の話、両親の話、いろいろと取り混ぜ組み合わせ、内容はバラエティに飛んで、5時間にも及んだ。
結婚してから、外で、しかも彼のいない場所でこんな長い時間過ごしたことは初めて、とのこと。結婚して17年になる彼女だ。話が長くなったのも仕方ないこと。
「なんだか気分がすっきりしたみたい! なんだろうー」
と笑顔の彼女を見て、ホッとした。
言葉にして、外に出すだけで身体の中のどろどろしたものが溶けていくものだ。その澱はまたすぐに溜まってくるだろうけど、その時はまた吐き出せばいい。
長い付き合いになるかもしれないけど、それもまたよし。
少なくとも、解決の糸口は、少し見えてきたのだ。
胃がイタイのは
2000年10月3日自分のことならなんとでもなる。自分のしでかしたことの解決は、やっぱり自分しか出来ないし、裏をかえせば自分なら出来ることが多いから。
でも、他人様のはそうはいかない。先週末よりずっと、悩み相談受付専用窓口になっているので、濃厚な感情のぶつかりあいをただおろおろと眺めているしか出来ない状態に、胃がイタイ。
傍観して欲しいとの希望なので、自ら手を出すわけにもいかず。ただただ、当たり障りのない言葉をあげることしか出来ないのかと、途方にくれ、後悔もしている。
でもどう考えてもそりゃ浮気する方が悪い。悪いに決まっている。本人も悪いと認めているらしい。でもそれですっきりとおさまらないのは、浮気には相手が存在するからだ。
浮気相手はハッキリとした輪郭のないまま、どんどんと憎悪の対象になっていくようで、それはそれで大変だ。
人間って、人を呪う時はやはり自分も苦しい淵に落ちているものだよなぁ…。
でも、他人様のはそうはいかない。先週末よりずっと、悩み相談受付専用窓口になっているので、濃厚な感情のぶつかりあいをただおろおろと眺めているしか出来ない状態に、胃がイタイ。
傍観して欲しいとの希望なので、自ら手を出すわけにもいかず。ただただ、当たり障りのない言葉をあげることしか出来ないのかと、途方にくれ、後悔もしている。
でもどう考えてもそりゃ浮気する方が悪い。悪いに決まっている。本人も悪いと認めているらしい。でもそれですっきりとおさまらないのは、浮気には相手が存在するからだ。
浮気相手はハッキリとした輪郭のないまま、どんどんと憎悪の対象になっていくようで、それはそれで大変だ。
人間って、人を呪う時はやはり自分も苦しい淵に落ちているものだよなぁ…。
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本日は結婚記念日なり
2000年10月2日結婚記念日という日が、年に一度巡ってくる。
この日は、ふたりともどんなに忙しい最中であっても、時間を作って楽しく過ごすことに決めている。この一年間、ありがとう。結婚してからの6年、ありがとう。明日からの毎日を、またよろしく。
連れ合いには本当に苦労をかけている。感謝の念にたえない。
なので、毎年この日は、私が全部セッティングして、連れ合いを持てなす日でもある。
レストランに予約は入れてあるし、花屋にも注文は済ませてある。毎年のこと。
少し風邪ぎみだったので、ふたりで早々に退社して、晩餐の時間まで身体を休めることにする。
その前に、用事をすますため吉祥寺のトムズボックスへ。
連れ合いは昨日ついてこなかったので、洋介さんの今回の絵を初めてみる。感嘆の表情。
お姉さんから、
「結婚記念日楽しんできてね」
と声をかけてもらう。
家に帰ってお風呂をわかし、入浴を済ませる。
きっと酔って帰ってくるんだから、お風呂どころじゃなくなるだろう。
連れ合いの髪は長く、乾かすのに時間がかかる。いつも苦労してるようだ。
だから、今日は私が美容師さんのように、乾かしてあげた。
私の髪は短くて、ほっといても乾く。
予約の時間の1時間前に家を出て、ゆっくり駅前に向かう。店は駅を越えて10分ほど向こう。
まだ時間に余裕があるので、お気に入りの雑貨の店であれこれとみて楽しんだ。
花屋に寄って、注文の花を受けとる。花は黄色のバラ50本。連れ合いが一番好きな花だ。
バラの花束を、連れ合いに渡すと、嬉しそうにバラの中に顔をつっこむ。文字どおり。
「すごくいい匂い!」
レストランに予約時間の5分前に到着。
席に案内してもらう。
お店の人が花束を見て、
「お祝いですか?」
「ええ、結婚記念日なので」
ここの料理はどれも美味しい。今日は結婚記念日と伝えたからか、オードブルもそれぞれの料理も、ふたり違った種類のを持ってきてくれる。半分ずつ食べて、お皿を交換。倍の楽しみ。手間がかかるだろうに、心づかいに感謝。シャンパンも1本空けてしまった。
最後のデザート
「ご結婚記念日ということでしたので…おめでとうございます」
ちいさなケーキに、Brid Anniversary と文字が入れてある。思わず歓声!
その頃にはもう本来の閉店時間は過ぎていて、お客は私たちだけ。まるで貸し切りのようになっていた。
年に一度の、楽しい贅沢。
だけど、今年のお祝いは、実はまだ終わりじゃないのだ。
連れ合いにはまだ、ナイショだけど…。
昨日、洋介さんの絵を一枚、買った。会期の終わりに、プレゼントとして渡すつもり。
これは、洋介さんにもお店の人にも協力してもらって、最後の日までナイショなのである。
いまからその日がとても楽しみ。
この日は、ふたりともどんなに忙しい最中であっても、時間を作って楽しく過ごすことに決めている。この一年間、ありがとう。結婚してからの6年、ありがとう。明日からの毎日を、またよろしく。
連れ合いには本当に苦労をかけている。感謝の念にたえない。
なので、毎年この日は、私が全部セッティングして、連れ合いを持てなす日でもある。
レストランに予約は入れてあるし、花屋にも注文は済ませてある。毎年のこと。
少し風邪ぎみだったので、ふたりで早々に退社して、晩餐の時間まで身体を休めることにする。
その前に、用事をすますため吉祥寺のトムズボックスへ。
連れ合いは昨日ついてこなかったので、洋介さんの今回の絵を初めてみる。感嘆の表情。
お姉さんから、
「結婚記念日楽しんできてね」
と声をかけてもらう。
家に帰ってお風呂をわかし、入浴を済ませる。
きっと酔って帰ってくるんだから、お風呂どころじゃなくなるだろう。
連れ合いの髪は長く、乾かすのに時間がかかる。いつも苦労してるようだ。
だから、今日は私が美容師さんのように、乾かしてあげた。
私の髪は短くて、ほっといても乾く。
予約の時間の1時間前に家を出て、ゆっくり駅前に向かう。店は駅を越えて10分ほど向こう。
まだ時間に余裕があるので、お気に入りの雑貨の店であれこれとみて楽しんだ。
花屋に寄って、注文の花を受けとる。花は黄色のバラ50本。連れ合いが一番好きな花だ。
バラの花束を、連れ合いに渡すと、嬉しそうにバラの中に顔をつっこむ。文字どおり。
「すごくいい匂い!」
レストランに予約時間の5分前に到着。
席に案内してもらう。
お店の人が花束を見て、
「お祝いですか?」
「ええ、結婚記念日なので」
ここの料理はどれも美味しい。今日は結婚記念日と伝えたからか、オードブルもそれぞれの料理も、ふたり違った種類のを持ってきてくれる。半分ずつ食べて、お皿を交換。倍の楽しみ。手間がかかるだろうに、心づかいに感謝。シャンパンも1本空けてしまった。
最後のデザート
「ご結婚記念日ということでしたので…おめでとうございます」
ちいさなケーキに、Brid Anniversary と文字が入れてある。思わず歓声!
その頃にはもう本来の閉店時間は過ぎていて、お客は私たちだけ。まるで貸し切りのようになっていた。
年に一度の、楽しい贅沢。
だけど、今年のお祝いは、実はまだ終わりじゃないのだ。
連れ合いにはまだ、ナイショだけど…。
昨日、洋介さんの絵を一枚、買った。会期の終わりに、プレゼントとして渡すつもり。
これは、洋介さんにもお店の人にも協力してもらって、最後の日までナイショなのである。
いまからその日がとても楽しみ。
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至福の個展
2000年10月1日朝から浜田山まで散歩しにいって、午後からは吉祥寺へ遊びにいった。
今日は10月の最初の日。トムズボックスでの個展が、今日から井上洋介さんになるのだ。初日にはご本人が居る。私は、先日購入しておいた本を持って急ぎ足。
あらかじめ電話できいたところによると、搬入が遅れていて、午後になるとか…店に着いたのは、午後2時だった。
LIVESの建物に入ると、奥の方からガツーンガツーンとトンカチの音。まだ設置が終わっていないらしい。ひょい、と首だけ入ると、滅多に居ない店主が口に釘をくわえて大きな絵をかかえている。
「ひあっひゃい(←いらっしゃい)」←店主
「あっ、どもども。飾りつけしてるんですねーまだ」←私
「そうなのよ、ちょっとまだ」←これは美人のお姉さん。
「(にこにこ)」←洋介さん
洋介さんは、60半ばの、素敵なお爺さんで、著名な画家だ。版画家でもある。そして絵本作家だ。
「今回は油なんですね」
「そうなんだよー。油はね、高いよ(にやにや)」←店主
「今回のはね、女の子なの。みんな。妊娠してる、女の子」
洋介さんの絵は、いつもどこかしらセクシーだ。
決して、綺麗綺麗な絵ではない。迫力と凄味とエロティシズム。そして限りなく優しい。
運がよかった。洋介さんと沢山話が出来て、幸せな時間が過ごせた。
いつか、洋介さんに見せて恥ずかしくないような、絵が描きたい。
今日は10月の最初の日。トムズボックスでの個展が、今日から井上洋介さんになるのだ。初日にはご本人が居る。私は、先日購入しておいた本を持って急ぎ足。
あらかじめ電話できいたところによると、搬入が遅れていて、午後になるとか…店に着いたのは、午後2時だった。
LIVESの建物に入ると、奥の方からガツーンガツーンとトンカチの音。まだ設置が終わっていないらしい。ひょい、と首だけ入ると、滅多に居ない店主が口に釘をくわえて大きな絵をかかえている。
「ひあっひゃい(←いらっしゃい)」←店主
「あっ、どもども。飾りつけしてるんですねーまだ」←私
「そうなのよ、ちょっとまだ」←これは美人のお姉さん。
「(にこにこ)」←洋介さん
洋介さんは、60半ばの、素敵なお爺さんで、著名な画家だ。版画家でもある。そして絵本作家だ。
「今回は油なんですね」
「そうなんだよー。油はね、高いよ(にやにや)」←店主
「今回のはね、女の子なの。みんな。妊娠してる、女の子」
洋介さんの絵は、いつもどこかしらセクシーだ。
決して、綺麗綺麗な絵ではない。迫力と凄味とエロティシズム。そして限りなく優しい。
運がよかった。洋介さんと沢山話が出来て、幸せな時間が過ごせた。
いつか、洋介さんに見せて恥ずかしくないような、絵が描きたい。
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マルコヴィッチ!マルコヴィッチ!!
2000年9月30日「マルコヴッチの穴」を観にいった。なんたってスパイク・ジョーンズだもの、見逃すわけにはいかない。期待で胸いっぱい。
そして、観おわった。(←はやいな)
う〜〜〜〜〜ん、なんて切ない映画なんだ。いや、場内大爆笑!な場面も数多くあった。実際、楽しい映画だった。だけど、それ以上に切ない。可哀想なマルコヴィッチ!!!
可哀想な人形師!! やはり男は悲しいイキモノなのだ。したたかなじいさんもいたけど。
そしてマーティン・シーン役のマーティン・シーン!キミはいいのか、それで!!
なんだか昨日のメールの内容と重なる場面がなんだか目についてしまって、それも思い出されてふぅ〜う…。
切ないなぁ…。
そして、観おわった。(←はやいな)
う〜〜〜〜〜ん、なんて切ない映画なんだ。いや、場内大爆笑!な場面も数多くあった。実際、楽しい映画だった。だけど、それ以上に切ない。可哀想なマルコヴィッチ!!!
可哀想な人形師!! やはり男は悲しいイキモノなのだ。したたかなじいさんもいたけど。
そしてマーティン・シーン役のマーティン・シーン!キミはいいのか、それで!!
なんだか昨日のメールの内容と重なる場面がなんだか目についてしまって、それも思い出されてふぅ〜う…。
切ないなぁ…。
突然の“友達”
2000年9月29日今日、一度も顔を合わせたことのない“友達”がひとり出来た。
といっても、長年ネットをやってれば、そんなの珍しくはないのだが、今日の場合は特別だった。切羽詰まっているのだ。
今日、仕事を終えて家へ帰るため、データ整理をしようとメールチェックをしたら
「助けてください」
というタイトルのメールが届いていた。
な、な、なんだ、このメール。誰だろう…と思いアドレスを確認したら、いつもお世話になっているネットの本屋さんだった。
メールのやりとりこそないが、しばしばそこのお店にはお世話になっている(もちろん、客として)こともあって、相手は私のアドレスはもちろん知っている。でも、個人的な付き合いはなかった。
なにはともあれ、メールを読み、返事を書いた。
「一体どうしたんですか」
話はこうだった。
夫が浮気をしている。私は混乱して何も出来ない。相談出来る相手もいない。助けて。
私も負けずに混乱しそうだ。でも気を取り直して、落ち着いて、取り敢えず何があったか、話して欲しいとメールを書いた。
彼女は、信頼できる友人がいないという。相談したくても、誰に相談すればいいのかさえわからなくて混乱しているという。
つまりそういうわけで、私は彼女の“友達”になることになった。
多分、これからしばらくはずっと彼女の言葉を受け止め続けることになるだろう。
出来ればはやく、少しでも改善の方向に向かってくれればいいのだけれど…。
といっても、長年ネットをやってれば、そんなの珍しくはないのだが、今日の場合は特別だった。切羽詰まっているのだ。
今日、仕事を終えて家へ帰るため、データ整理をしようとメールチェックをしたら
「助けてください」
というタイトルのメールが届いていた。
な、な、なんだ、このメール。誰だろう…と思いアドレスを確認したら、いつもお世話になっているネットの本屋さんだった。
メールのやりとりこそないが、しばしばそこのお店にはお世話になっている(もちろん、客として)こともあって、相手は私のアドレスはもちろん知っている。でも、個人的な付き合いはなかった。
なにはともあれ、メールを読み、返事を書いた。
「一体どうしたんですか」
話はこうだった。
夫が浮気をしている。私は混乱して何も出来ない。相談出来る相手もいない。助けて。
私も負けずに混乱しそうだ。でも気を取り直して、落ち着いて、取り敢えず何があったか、話して欲しいとメールを書いた。
彼女は、信頼できる友人がいないという。相談したくても、誰に相談すればいいのかさえわからなくて混乱しているという。
つまりそういうわけで、私は彼女の“友達”になることになった。
多分、これからしばらくはずっと彼女の言葉を受け止め続けることになるだろう。
出来ればはやく、少しでも改善の方向に向かってくれればいいのだけれど…。
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強い腕
2000年9月28日本のページを閉じることが出来ない。まわりの音がすーっと遠ざかっていくほど、引き込まれる。
読んでいるのはランス・アームストロング著『ただマイヨジョーヌのためでなく』である。
日本では、アメリカでメジャーなスポーツでないとあまり世間の関心を集めない傾向があるように思うが(サッカーでさえ、盛り上がってきたのはここ数年だ)、自転車のロードレースもそのひとつだ。
世界最大の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスの昨年と今年の覇者が、ランス・アームストロング、その人だ。
知っている人には今更のことだが、ツール・ド・フランスは約2週間の間、ピレネーの山々を縫って200人近い数のロードレーサー達がただひたすら自転車で走り続ける、世界で最も過酷なレースだ。日によっては10時間近く自転車上で過ごす。ヨーロッパではメジャーなスポーツであり、そのアスリート達は尊敬の的だ。
アメリカ人であるアームストロングは、(アメリカではメジャーではないために)国内では行われない“本物のレース”に参加する為に、十代の時からヨーロッパを目指して自転車を走らせていた。はじめはトライアスロン選手として。そしてやがてプロのロードレーサーとして。輝かしい彼の前途。
その彼が癌に冒される。絶望、葛藤、そのすべてが本の中に描かれる。
しかし、数年後のツール・ド・フランスで、彼は2年連続のチャンピオンに輝く。
多くのことは、恐らく本を実際に読んだほうがはるかに面白いので語らないが、これは奇跡ではなく、一人の男のただ努力と生きる力とが起こした“事実”なのだ。
著書の中で、アームストロングは
「断言していい。癌は僕の人生に起こった最良のことだ」
という。
単なるポジティブ・シンキングではない。さまざまな葛藤が、経験が、彼を変えていき、その変化こそが彼のこれからの人生のためになによりの宝物であったからこその、心からの言葉だ。
アームストロングという名前は――その名前がどんな不本意な事情で彼に与えられたものだとしても――彼にとって一番ふさわしい名前だと、思った。
読んでいるのはランス・アームストロング著『ただマイヨジョーヌのためでなく』である。
日本では、アメリカでメジャーなスポーツでないとあまり世間の関心を集めない傾向があるように思うが(サッカーでさえ、盛り上がってきたのはここ数年だ)、自転車のロードレースもそのひとつだ。
世界最大の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスの昨年と今年の覇者が、ランス・アームストロング、その人だ。
知っている人には今更のことだが、ツール・ド・フランスは約2週間の間、ピレネーの山々を縫って200人近い数のロードレーサー達がただひたすら自転車で走り続ける、世界で最も過酷なレースだ。日によっては10時間近く自転車上で過ごす。ヨーロッパではメジャーなスポーツであり、そのアスリート達は尊敬の的だ。
アメリカ人であるアームストロングは、(アメリカではメジャーではないために)国内では行われない“本物のレース”に参加する為に、十代の時からヨーロッパを目指して自転車を走らせていた。はじめはトライアスロン選手として。そしてやがてプロのロードレーサーとして。輝かしい彼の前途。
その彼が癌に冒される。絶望、葛藤、そのすべてが本の中に描かれる。
しかし、数年後のツール・ド・フランスで、彼は2年連続のチャンピオンに輝く。
多くのことは、恐らく本を実際に読んだほうがはるかに面白いので語らないが、これは奇跡ではなく、一人の男のただ努力と生きる力とが起こした“事実”なのだ。
著書の中で、アームストロングは
「断言していい。癌は僕の人生に起こった最良のことだ」
という。
単なるポジティブ・シンキングではない。さまざまな葛藤が、経験が、彼を変えていき、その変化こそが彼のこれからの人生のためになによりの宝物であったからこその、心からの言葉だ。
アームストロングという名前は――その名前がどんな不本意な事情で彼に与えられたものだとしても――彼にとって一番ふさわしい名前だと、思った。
ドライでウェットな関係
2000年9月27日いやティシューの話じゃなくて。
私たち夫婦はこの10月で結婚6年目を迎えるのだが、世間一般的な夫婦関係とは違うんだろうかと思う時がある。
ある男性曰く
「女房ともし24時間一緒にいることになったら、息詰まると思うなぁ。誰だってそうだろ?」
「じゃあ同じ会社で同じフロアで仕事なんていうのは?」
「考えられないよー。落ち着かないだろ。息抜きも出来ない」
ふーんそうなのか。この人は“誰だって”奥さん(もしくは旦那さん)というのは四六時中顔を合わせるなんてイヤだろうと思っているらしい。
ある女性曰く
「あなたんとこって仲いいわよねぇ。ほんと珍しいくらい」
「そおですか? 普通だと思うんだけど」
「ううぅんー、仲いいわよお、ホント」
いや別に、仲悪いとか言ってません。仲良いのが普通だと思うって意味で答えたんだけど。普通のご夫婦さんたちは、そんなに日々仲が悪いのでしょうか。
そこで連れ合いに尋ねてみた。
「よその夫婦は四六時中一緒だと息が詰まるらしい。君はどう?」
「んーんー、一番よくわかる人が近くにいた方が、呼吸しやすいけど」
「なるほど」
「ま、よその家庭がどんなかって、よくわかんないし。いいんじゃないの」
確かにそうだよね。
熱烈な恋愛関係ではなかった二人だけど、結婚したのは、一緒にいて一番楽な相手だったからだったし、今も変わらずそういう二人でいいのだ。
私たち夫婦はこの10月で結婚6年目を迎えるのだが、世間一般的な夫婦関係とは違うんだろうかと思う時がある。
ある男性曰く
「女房ともし24時間一緒にいることになったら、息詰まると思うなぁ。誰だってそうだろ?」
「じゃあ同じ会社で同じフロアで仕事なんていうのは?」
「考えられないよー。落ち着かないだろ。息抜きも出来ない」
ふーんそうなのか。この人は“誰だって”奥さん(もしくは旦那さん)というのは四六時中顔を合わせるなんてイヤだろうと思っているらしい。
ある女性曰く
「あなたんとこって仲いいわよねぇ。ほんと珍しいくらい」
「そおですか? 普通だと思うんだけど」
「ううぅんー、仲いいわよお、ホント」
いや別に、仲悪いとか言ってません。仲良いのが普通だと思うって意味で答えたんだけど。普通のご夫婦さんたちは、そんなに日々仲が悪いのでしょうか。
そこで連れ合いに尋ねてみた。
「よその夫婦は四六時中一緒だと息が詰まるらしい。君はどう?」
「んーんー、一番よくわかる人が近くにいた方が、呼吸しやすいけど」
「なるほど」
「ま、よその家庭がどんなかって、よくわかんないし。いいんじゃないの」
確かにそうだよね。
熱烈な恋愛関係ではなかった二人だけど、結婚したのは、一緒にいて一番楽な相手だったからだったし、今も変わらずそういう二人でいいのだ。
キンダーサプライズ三昧
2000年9月26日最初はガキのおもちゃと思っていたのである。
正直いってバカにしていたのである。
行きつけの本屋の店主がハマッているのを見ても、ふーん物好きだなあなどとナナメに見ていたのである。
しかしその店主があまりに楽しそうにトレード(子供のあつまるオモチャ屋で子供たちと交換会をするのだそうだ)の話などするものだから、つい、その帰り道にスーパーで手にとってしまったのである。
それが、今年の1月の話。
それから怒濤のごとく私はキンダーコレクターへの道をでんぐり返りながら歩んできてしまった。
そしてキンダーは冬季限定出荷モノなので、しばしその興奮を忘れていた夏。
しかしついに、秋になって涼しくなってきたところで始まりました今年のキンダー!
何が面白いってコレ、卵の黄身ほどのカプセルの中に、よくまぁ作ったなぁという緻密な組み立てオモチャが入っている。その種類120以上。微妙に可愛かったりカワイクなかったりする、いかにも外国製のオモチャらしいデザインがたまらない。しかも、毎シーズン、その種類が全部入れ代わるのだ。とても忙しい。全部コンプリートしなくちゃ!出てるうちに。と思ってしまう。←ああコワ。
そして、毎シーズン恒例、有名キャラクターシリーズ。昨年はシュルツ氏の訃報をまるでわかっていたかのように、スヌーピーでした。
今年はフリントストーンなんだよ〜ん♪
…そうやって、念願の発売からやく一週間、毎日毎日キンダーサプライズを買う私…。今一番の問題は…。
キンダーサプライズはオモチャが入っている“チョコレート”なのであります。
“チョコレート”。
…うう、あたしはチョコレートが苦手です…しかもキンダーは外国製のチョコらしく激甘なので…。しくしくしく…。
正直いってバカにしていたのである。
行きつけの本屋の店主がハマッているのを見ても、ふーん物好きだなあなどとナナメに見ていたのである。
しかしその店主があまりに楽しそうにトレード(子供のあつまるオモチャ屋で子供たちと交換会をするのだそうだ)の話などするものだから、つい、その帰り道にスーパーで手にとってしまったのである。
それが、今年の1月の話。
それから怒濤のごとく私はキンダーコレクターへの道をでんぐり返りながら歩んできてしまった。
そしてキンダーは冬季限定出荷モノなので、しばしその興奮を忘れていた夏。
しかしついに、秋になって涼しくなってきたところで始まりました今年のキンダー!
何が面白いってコレ、卵の黄身ほどのカプセルの中に、よくまぁ作ったなぁという緻密な組み立てオモチャが入っている。その種類120以上。微妙に可愛かったりカワイクなかったりする、いかにも外国製のオモチャらしいデザインがたまらない。しかも、毎シーズン、その種類が全部入れ代わるのだ。とても忙しい。全部コンプリートしなくちゃ!出てるうちに。と思ってしまう。←ああコワ。
そして、毎シーズン恒例、有名キャラクターシリーズ。昨年はシュルツ氏の訃報をまるでわかっていたかのように、スヌーピーでした。
今年はフリントストーンなんだよ〜ん♪
…そうやって、念願の発売からやく一週間、毎日毎日キンダーサプライズを買う私…。今一番の問題は…。
キンダーサプライズはオモチャが入っている“チョコレート”なのであります。
“チョコレート”。
…うう、あたしはチョコレートが苦手です…しかもキンダーは外国製のチョコらしく激甘なので…。しくしくしく…。
庭の草刈りおじいさんズ
2000年9月25日ちっとも今日の日記じゃないが、先日うちの庭の草刈りをしてくれるおじいさんズが早朝からやってきた。なんと朝7時にはもうバッチリ戦闘態勢に入って待ち構えていた。
この草刈りというのは区のサービスなのだが、大家さんが自分とこのお庭と一緒にうちの庭の分も頼んだものらしい。忙しい今時の世帯主に代わって、比較的時間を持て余している(しかも元気な)お年寄りにそういう仕事をお願いして報酬を出すということらしい。
ありがとうおじいさんズ。と心の中で感謝の意をつぶやきながら仕事にでかけた。(何故心の中かといえばうちの大家さんと仲良くみんなでオシャベリしていたので、割り込めなかったのだ)
そうして仕事中はキレイサッパリ働くおじいさんズのことは忘れていた私だったが、夜、家に戻ってみて驚いた。あれだけ伸び放題だった草がキレイサッパリ♪
更に驚いたことに。
あれだけのびのび成長していた我が家のミョウガもキレイサッパリ♪
…いや、別に単に自生してたもんだから、雑草とかわらんけどさ…。ぐす。
次からはちゃんと自分で草刈りしよう。
この草刈りというのは区のサービスなのだが、大家さんが自分とこのお庭と一緒にうちの庭の分も頼んだものらしい。忙しい今時の世帯主に代わって、比較的時間を持て余している(しかも元気な)お年寄りにそういう仕事をお願いして報酬を出すということらしい。
ありがとうおじいさんズ。と心の中で感謝の意をつぶやきながら仕事にでかけた。(何故心の中かといえばうちの大家さんと仲良くみんなでオシャベリしていたので、割り込めなかったのだ)
そうして仕事中はキレイサッパリ働くおじいさんズのことは忘れていた私だったが、夜、家に戻ってみて驚いた。あれだけ伸び放題だった草がキレイサッパリ♪
更に驚いたことに。
あれだけのびのび成長していた我が家のミョウガもキレイサッパリ♪
…いや、別に単に自生してたもんだから、雑草とかわらんけどさ…。ぐす。
次からはちゃんと自分で草刈りしよう。
まだまだオリンピック。
2000年9月24日さて世の中はまだまだオリンピックらしいのですが、オリンピックについてこんな話を聞きました。
オリンピックには各協賛企業がいて、オリンピック村(←安易なネーミングだなこりゃ)にはパビリオンみたいなのが並んでいるらしいのですが、逆に言えば協賛企業以外の出展はされてない。
んでもって、食べ物を扱ってる協賛企業はマクドナルドしかない。
…つまり、オリンピックを楽しみにいく人たちの口に入るのは、マクドナルド「しか」ない。あんさん、他にいくつかなにやらあって、マクドナルドがあるんならまぁわかる。でも、マクドナルド「しか」選択肢がないってのはどーいうんだろう。
アメリカ人はいいんかもしれんが。
この話を裏づけるように、ニュースでマラソンの高橋選手のインタビューで
「表彰式のあと、シモン選手から“マクドナルドで”ご馳走してもらいました」
ってソレ…選手にもっとまともな食生活を! いや、客にも。
オリンピックには各協賛企業がいて、オリンピック村(←安易なネーミングだなこりゃ)にはパビリオンみたいなのが並んでいるらしいのですが、逆に言えば協賛企業以外の出展はされてない。
んでもって、食べ物を扱ってる協賛企業はマクドナルドしかない。
…つまり、オリンピックを楽しみにいく人たちの口に入るのは、マクドナルド「しか」ない。あんさん、他にいくつかなにやらあって、マクドナルドがあるんならまぁわかる。でも、マクドナルド「しか」選択肢がないってのはどーいうんだろう。
アメリカ人はいいんかもしれんが。
この話を裏づけるように、ニュースでマラソンの高橋選手のインタビューで
「表彰式のあと、シモン選手から“マクドナルドで”ご馳走してもらいました」
ってソレ…選手にもっとまともな食生活を! いや、客にも。
世の中お彼岸。しかし我が家は。
2000年9月23日この近所にはお寺が二軒ならんでいて、だからお彼岸の今日はやたらに寺付近に車が集まっている。線香と排気ガスの臭いで息がつまりそうだ。
お彼岸というのはお墓参りをするものと相場が決まっているのだけれど、うちのお墓は遠くて到底いけるもんじゃない(九州である)。
なので、いつもどおり家でのたのた過ごすことに…するはずだったのだが、そうもいかなくなったのは、待望のG4 Cubeが届いたからだ!!
我が家にとって、パソコンを買う/使うというのは車を買うのと近いものがあって(値段はだいぶ違うが、買い替えの頻度から考えれば同じような感じだ)、まずなにより“愛せるかどうか”に重点が置かれる。まさに、Cubeには一目惚れしてしまったのだ。
そして、本妻(現Mac)は新しく現れた女にその座を奪われることになった。
本体の美しさもさることながら、新しいマウスに驚かされた。使いやすい!
ボールのないマウスなんてちょっと想像できなかったが、たしかに使いやすい。ボールがないということは、煩わしいボールまわりのメンテナンスもいらないということだし。
見た目から、我が家では“水饅頭マウス”という、あまり可愛くない名前で呼ばれているが、性能に関してはいまのところ大満足。
そうして、知らぬ内に日は暮れ、新しい女の為のセッティングに没頭していた本日でした。
お彼岸というのはお墓参りをするものと相場が決まっているのだけれど、うちのお墓は遠くて到底いけるもんじゃない(九州である)。
なので、いつもどおり家でのたのた過ごすことに…するはずだったのだが、そうもいかなくなったのは、待望のG4 Cubeが届いたからだ!!
我が家にとって、パソコンを買う/使うというのは車を買うのと近いものがあって(値段はだいぶ違うが、買い替えの頻度から考えれば同じような感じだ)、まずなにより“愛せるかどうか”に重点が置かれる。まさに、Cubeには一目惚れしてしまったのだ。
そして、本妻(現Mac)は新しく現れた女にその座を奪われることになった。
本体の美しさもさることながら、新しいマウスに驚かされた。使いやすい!
ボールのないマウスなんてちょっと想像できなかったが、たしかに使いやすい。ボールがないということは、煩わしいボールまわりのメンテナンスもいらないということだし。
見た目から、我が家では“水饅頭マウス”という、あまり可愛くない名前で呼ばれているが、性能に関してはいまのところ大満足。
そうして、知らぬ内に日は暮れ、新しい女の為のセッティングに没頭していた本日でした。
BJORK!BJORK!
2000年9月22日BJORKのアルバムを買った。といってもこれはサントラで、なんと彼女主演の映画がこの冬に公開されるらしい。今、MTVなどでは彼女のこの新作(主題歌)のプロモがよく流れている。映画の中のワンシーンでもあるらしい。
サントラを買って、CDで聴きながらライナーノーツを読んでいると、一番最後に…このアルバムはパソコンでも読み込み可能と書いてある! えーっ?どーいうこと?
早速私のMacにぱっくん食べていただく。すると、CDの中に、ムービーが入っている!しかも、すばらしく美麗な画面で!
決して美人ではない彼女。でも、なんという存在感!なんという声!なんというその天才!もう、彼女の歌を聴けただけで、この20世紀の終わりに生れてきたことに感謝の嵐…なのである。
この冬…BJORKの映画は見逃せない。
サントラを買って、CDで聴きながらライナーノーツを読んでいると、一番最後に…このアルバムはパソコンでも読み込み可能と書いてある! えーっ?どーいうこと?
早速私のMacにぱっくん食べていただく。すると、CDの中に、ムービーが入っている!しかも、すばらしく美麗な画面で!
決して美人ではない彼女。でも、なんという存在感!なんという声!なんというその天才!もう、彼女の歌を聴けただけで、この20世紀の終わりに生れてきたことに感謝の嵐…なのである。
この冬…BJORKの映画は見逃せない。
衝動買いの季節♪
2000年9月21日ここ数日仕事が佳境に入ってきていて、かなり忙しい。忙しい時には逃避したくなるのが人の常。
インターネットショッピングってきょわい。欲しいと思った時に椅子に座ったままでもう注文ができちゃう。そんな訳で立て続けに衝動買いしてしまった。DVD4枚。
週末に休みがとれるかどうかもまださだかでないのに、なんだか無性にホラーが観たくなったのだ。特に期待大なのが、往年の名作「顔のない眼」である。40年前のイタリア・フランス合作映画なのだが、モノクロ画像が静かな恐怖をそそる感じでとてもいい。ホラーの古典です。
タイトルの「顔のない眼」って、こんだけじゃなんだか意味不明だ。意味不明ぽいところがまたそそる。
眼のない顔じゃなくて、顔のない眼?
だがしかし、この眼にはたしかに顔がない。眼の部分だけ穴をあけてある、白いマスクを、かぶっている顔。眼だけが、その存在を訴える。しかもそのマスクの主は少女。
ああ楽しみ。って、ジャケット写真だけでこんなに楽しめちゃっていいのか私。
その他、インターネットで本日買ったもの。コシヒカリ玄米5kg。
インターネットショッピングってきょわい。欲しいと思った時に椅子に座ったままでもう注文ができちゃう。そんな訳で立て続けに衝動買いしてしまった。DVD4枚。
週末に休みがとれるかどうかもまださだかでないのに、なんだか無性にホラーが観たくなったのだ。特に期待大なのが、往年の名作「顔のない眼」である。40年前のイタリア・フランス合作映画なのだが、モノクロ画像が静かな恐怖をそそる感じでとてもいい。ホラーの古典です。
タイトルの「顔のない眼」って、こんだけじゃなんだか意味不明だ。意味不明ぽいところがまたそそる。
眼のない顔じゃなくて、顔のない眼?
だがしかし、この眼にはたしかに顔がない。眼の部分だけ穴をあけてある、白いマスクを、かぶっている顔。眼だけが、その存在を訴える。しかもそのマスクの主は少女。
ああ楽しみ。って、ジャケット写真だけでこんなに楽しめちゃっていいのか私。
その他、インターネットで本日買ったもの。コシヒカリ玄米5kg。
いきなり環境破壊
2000年9月20日連れ合いが食事後の片づけをしてくれるというので、ありがたくお任せすることにした。
最初は順調に洗っていたようなのだが、必ず途中で何かが起こるのが常である。
案の定「キャアアア」と声がしたので今日は何をしたのかなと見にいったところ…
「環境破壊しちゃったよ〜」
なんだ? ぎゃ。
料理に使った油を鍋に残しておいたのを、間違えて流しに捨ててしまったらしい。
「お水がはってあるんだと思ったのー」
…っておいおい。まぁ…いい。環境にはごめんなさいだが…台所内のことは掃除すれば済むし…でもふつー気がつかないかな…でもまぁ…仕方ない。最初に言っておかなかった私が悪かった。ということにしておく。
その後、
「気分萎えた〜」
といいつつ後始末はしてくれたが、あとでみてみるとまだあちこちが油ギッシュだった。
とほほ。こっちこそ萎え萎えだが、あとからやるより今のうちだ。ごしゅごしゅと泡立てて後始末の後始末。
でもまぁ、手伝ってくれたんだしな。一応。とほほ。
最初は順調に洗っていたようなのだが、必ず途中で何かが起こるのが常である。
案の定「キャアアア」と声がしたので今日は何をしたのかなと見にいったところ…
「環境破壊しちゃったよ〜」
なんだ? ぎゃ。
料理に使った油を鍋に残しておいたのを、間違えて流しに捨ててしまったらしい。
「お水がはってあるんだと思ったのー」
…っておいおい。まぁ…いい。環境にはごめんなさいだが…台所内のことは掃除すれば済むし…でもふつー気がつかないかな…でもまぁ…仕方ない。最初に言っておかなかった私が悪かった。ということにしておく。
その後、
「気分萎えた〜」
といいつつ後始末はしてくれたが、あとでみてみるとまだあちこちが油ギッシュだった。
とほほ。こっちこそ萎え萎えだが、あとからやるより今のうちだ。ごしゅごしゅと泡立てて後始末の後始末。
でもまぁ、手伝ってくれたんだしな。一応。とほほ。
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世の中はオリンピック。
2000年9月19日金だ銀だ銅だと世間を騒がせているアレであるが、私がこの4年というもの楽しみにしていたのはなんといっても
「飛び込み」
である。
4年前のオリンピックに、飛込競技で強烈な名前の選手がいた。
「サオチンスキー」
である。サオでチンでスキーなんである。何かの冗談か聞き間違えかと思ったが、NHKのアナウンサーはしっかりはっきりこの名前を発音していた。すごすぎる。これはもうスキー競技のアホネンを抜くインパクトだ(アホネンは力がスカーと抜けそうなところで既にマケテいる)。
しかも、サオチンスキーは強かった。彼は金メダルを獲得した。
NHKのアナウンサーはその瞬間叫びに叫んだ。日テレの船越アナのサッカー中継もかすむ勢いで。
「やりました!サオチンスキー、金です!金メダル!サオチンスキー、金を決めました!!」
私は未だに、何故翌日この放送がスポーツ誌の一面を飾らなかったのか不思議でしかたない。
ああ、今年も出るんだろうかサオチンスキー。期待はいや増すばかりである。
「飛び込み」
である。
4年前のオリンピックに、飛込競技で強烈な名前の選手がいた。
「サオチンスキー」
である。サオでチンでスキーなんである。何かの冗談か聞き間違えかと思ったが、NHKのアナウンサーはしっかりはっきりこの名前を発音していた。すごすぎる。これはもうスキー競技のアホネンを抜くインパクトだ(アホネンは力がスカーと抜けそうなところで既にマケテいる)。
しかも、サオチンスキーは強かった。彼は金メダルを獲得した。
NHKのアナウンサーはその瞬間叫びに叫んだ。日テレの船越アナのサッカー中継もかすむ勢いで。
「やりました!サオチンスキー、金です!金メダル!サオチンスキー、金を決めました!!」
私は未だに、何故翌日この放送がスポーツ誌の一面を飾らなかったのか不思議でしかたない。
ああ、今年も出るんだろうかサオチンスキー。期待はいや増すばかりである。
そしてまた月曜は巡り来る
2000年9月18日いやーあの連休中被いつくした雨雲はどこに?ってくらい晴れ渡った今朝の空。
明るい空にカラッとした空気でまさに秋晴れ。こんな天気は連休に持ってこんかい>空。
思わず仕事なぞおっぽりだして遊びに行きたくなる。行けないけど。
今日は仕事でHTMLをガンガン書く。
私は近ごろ珍しくなってきたらしい“HTML手書き派”なので、リズミカルにエディタでトカトカ打っていく。楽しい。乗ってくるとこんな楽しい作業はない。ツールなんか使うのは勿体ない♪
楽しくないのはページのデザインが決まらない時だ。あれこれとイチャモン…もとい、注文がはいる度にくらくら変わらないといけないので、なかなかHTMLを組むところまで至らないのだ。
そんなこんなでクライアントからのお返事待ちなのだ。今日一日の仕事が無駄になりませんよーに。うい。
明るい空にカラッとした空気でまさに秋晴れ。こんな天気は連休に持ってこんかい>空。
思わず仕事なぞおっぽりだして遊びに行きたくなる。行けないけど。
今日は仕事でHTMLをガンガン書く。
私は近ごろ珍しくなってきたらしい“HTML手書き派”なので、リズミカルにエディタでトカトカ打っていく。楽しい。乗ってくるとこんな楽しい作業はない。ツールなんか使うのは勿体ない♪
楽しくないのはページのデザインが決まらない時だ。あれこれとイチャモン…もとい、注文がはいる度にくらくら変わらないといけないので、なかなかHTMLを組むところまで至らないのだ。
そんなこんなでクライアントからのお返事待ちなのだ。今日一日の仕事が無駄になりませんよーに。うい。
あめあめ。
2000年9月17日まったくよく降る雨である。
この連休に入ってから、感心するくらいずっと降っている。しかも雷付き。
雨の多い土地に住んでいたおかげで雨自体には慣れているのだが、こんなに何日にもわたって雷が止まないというのはあまり経験がない。
朝、雷の音を聴きつつ、
「買い物いくなら今のうちだよね。晩ご飯とか」
と連れ合いがいうのでそうだねと腰をあげた。
外はちょうど雨も止んでいい感じの空だ。
の、はずだったのだが外に出たとたんにぽつりぽつりと降り出した。
突然
「じゃ、アッチに探検しにいこう!」
「やったー!」
意気投合して、雨の降る中、ご近所探検に出かけた。傘をさしてずんずん歩く。雨はどんどんすごい降りになってくる。
「すごいすごい」
「キャーッ!川だ!川だ!」
まるきり子供である。
「傘ひとつで守られてるねぇ」
どしゃぶりではあるが、風がないのでまっすぐに落ちてくる雨で、本当に傘ひとつで守られているように、自分のまわりだけに水が落ちていく。
はしゃぎながら道をずんずんずんずん進む。
どこの角を曲がるとどこに出るのかまだ把握していないので、探検気分いっぱいだ。
「キレイなお庭発見!」
「キャーッ!発見!!カッコイイ車!」
途中、家から顔をのぞかせたおじさんに怪訝な顔をされるも、平気平気。なにしろ探検なのだ。
「くつのなか、プール」
「ぞーりのなか、海!」
「ヤッター!」
「オーッ!」
当初の予定の何倍も時間をかけて、スーパーへ辿りつく頃には雨もだいぶ落ち着いていた。
探検気分も同じくらい落ち着いていた。
軽く食べられるものを買って、家へ。
「面白かったね」
「また雨が降ったらいこうね」
この連休に入ってから、感心するくらいずっと降っている。しかも雷付き。
雨の多い土地に住んでいたおかげで雨自体には慣れているのだが、こんなに何日にもわたって雷が止まないというのはあまり経験がない。
朝、雷の音を聴きつつ、
「買い物いくなら今のうちだよね。晩ご飯とか」
と連れ合いがいうのでそうだねと腰をあげた。
外はちょうど雨も止んでいい感じの空だ。
の、はずだったのだが外に出たとたんにぽつりぽつりと降り出した。
突然
「じゃ、アッチに探検しにいこう!」
「やったー!」
意気投合して、雨の降る中、ご近所探検に出かけた。傘をさしてずんずん歩く。雨はどんどんすごい降りになってくる。
「すごいすごい」
「キャーッ!川だ!川だ!」
まるきり子供である。
「傘ひとつで守られてるねぇ」
どしゃぶりではあるが、風がないのでまっすぐに落ちてくる雨で、本当に傘ひとつで守られているように、自分のまわりだけに水が落ちていく。
はしゃぎながら道をずんずんずんずん進む。
どこの角を曲がるとどこに出るのかまだ把握していないので、探検気分いっぱいだ。
「キレイなお庭発見!」
「キャーッ!発見!!カッコイイ車!」
途中、家から顔をのぞかせたおじさんに怪訝な顔をされるも、平気平気。なにしろ探検なのだ。
「くつのなか、プール」
「ぞーりのなか、海!」
「ヤッター!」
「オーッ!」
当初の予定の何倍も時間をかけて、スーパーへ辿りつく頃には雨もだいぶ落ち着いていた。
探検気分も同じくらい落ち着いていた。
軽く食べられるものを買って、家へ。
「面白かったね」
「また雨が降ったらいこうね」
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せぇてんのへきれき(外は雨)
2000年9月16日びっくりした。
友人のGさんが(注:爺さんではない)
「今、ぼく働いてるんだ。言ってなかったっけ?」
という。電話口で思い切り「なんでぇ!?」と叫んでしまった。
なんのこっちゃと思われるかもしれんが、Gさんはイラストレーターである。大学卒業以来、絵しか描いてない30男である。絵描くしか能がないと本人が言ってたくらいである。およそふつーの社会人生活とはまったく縁のなさそうな人である。
「いや、社会経験皆無っていうのもアレかなぁと思って…今、デイケアセンターでお年寄りの相手したりしてるの」
ああ、なるほど、そうかサラリーマンというわけではないのね。なんとなく(?)安心。でもマテマテ。結構大変な仕事じゃない?それって。絵はどーしてるの?
「家帰ってからぼちぼち。でも急ぐ仕事ないし。デイケアセンター慣れてきたら営業とかしようかと思ってるけど」
なるほど。とか納得してていいのか私。
これは結構な異常自体じゃない?? 急ぐ仕事ないって…? アッチの方の連載は?
「Kがひとりでやってるよー」
KさんというのはGさんとコンビ組んで仕事してきた片割れである。最近別の片割れを入手し、ケッコンしたばかりである。ほやほや。
そうかー。じゃ今は別々なんだ。
「そー。」
じゃ、一人用の営業するんだー。
「うん。営業活動ってしたことないけど(笑)なんとかなるかと思って」
そ、そーかー…。
人間30も半ばになるとイロイロあるよね。うん…。
とわが身を振り返りつつ…。
今度遊びに来てねっ、泊まりがけでさぁ!!
「うん(^-^) 第二と第四の土曜が休みだからー」
…Gさんっ、あたしゃいつまでも応援するよう!
友人のGさんが(注:爺さんではない)
「今、ぼく働いてるんだ。言ってなかったっけ?」
という。電話口で思い切り「なんでぇ!?」と叫んでしまった。
なんのこっちゃと思われるかもしれんが、Gさんはイラストレーターである。大学卒業以来、絵しか描いてない30男である。絵描くしか能がないと本人が言ってたくらいである。およそふつーの社会人生活とはまったく縁のなさそうな人である。
「いや、社会経験皆無っていうのもアレかなぁと思って…今、デイケアセンターでお年寄りの相手したりしてるの」
ああ、なるほど、そうかサラリーマンというわけではないのね。なんとなく(?)安心。でもマテマテ。結構大変な仕事じゃない?それって。絵はどーしてるの?
「家帰ってからぼちぼち。でも急ぐ仕事ないし。デイケアセンター慣れてきたら営業とかしようかと思ってるけど」
なるほど。とか納得してていいのか私。
これは結構な異常自体じゃない?? 急ぐ仕事ないって…? アッチの方の連載は?
「Kがひとりでやってるよー」
KさんというのはGさんとコンビ組んで仕事してきた片割れである。最近別の片割れを入手し、ケッコンしたばかりである。ほやほや。
そうかー。じゃ今は別々なんだ。
「そー。」
じゃ、一人用の営業するんだー。
「うん。営業活動ってしたことないけど(笑)なんとかなるかと思って」
そ、そーかー…。
人間30も半ばになるとイロイロあるよね。うん…。
とわが身を振り返りつつ…。
今度遊びに来てねっ、泊まりがけでさぁ!!
「うん(^-^) 第二と第四の土曜が休みだからー」
…Gさんっ、あたしゃいつまでも応援するよう!